
幾何学的であって厳密にデッサンされているくせに、
しかもどこかしらにつねに折り目とか結び目がつけられていて、
同時に非対象的となっている日本の包みは、
運ばれる品物の一時的な飾りではなくて、
もはや包み自体が品物なのである。
ロラン・バルト
日本の技術は、小さな対象の中に、
宇宙全体を包含せしめることが
最も大切であることを教えてくれている。
ブルーノ・タウト
思い出づというは、月の出づるなり。
ころものすそとは、雲のひまなり。
色にあらはるといふは月の形の見ゆるなり。
恋のかげとは、恋しき月のかげを見つればいふなり。
明恵
物マネニ、似セヌ位アルベシ。物マネヲ極メテ、
ソノ物ニマコトニ成リ入リヌレバ、似セント思フ心ナシ。
世阿弥元清
庭園というものは、そこに世界を包摂するという目的と、
同時に、そこを足がかりにして世界を離脱するという目的を、
双つながらに含んでいると考えられる。
三島由紀夫
形状に必勝なく、形体は心気に随うなり。
窪田清音
しかしそれらの軸や花も
それ自体が装飾の役をしているよりも、
陰翳に深みを添える方が主になっている。
谷崎潤一郎
多くの日本人にとっては、文・武の芸における「型」の追及が
この「虚」の追及の役割を果たしているのではないか。
源了圓
物ミナ枯レ尽キテ、幽カニ幼ク、一音一舞、
最初に萌ス所ニ帰ル。
金春禅竹
# by yamaocomjp | 2011-12-22 07:14
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